今帰仁中学校の職場体験を受け入れました!
tinto*tintoでは、年に数回、地域の小学生や中学生の職場体験を受け入れています。
夏に引き続き、先月の12月、今度は宿のある今帰仁村の今帰仁中学校のお二人が来てくれた様子をご紹介。
今帰仁の生徒さんを受け入れたのは今回が初めて。
沖縄北部の小さな村もだんだんと観光業が盛んになっていく中で、観光業の要となる宿泊業を通して、働くことについて学んでほしいとのことで、今回初めて職場体験に来てくれました。
メンテナンス作業
沖縄の12月はオフシーズンなので、特に今回はメンテナンスの作業が多くなってしまったのだけど、2人ともとても仲が良く、リラックスして取り組んでくれました。
ハンモックテラスのある2Fの手すりや、
カウンターテーブル、
客室デッキなどのペンキ塗り。
春から秋にかけてのオンシーズンにはなかなか1日かけての塗り直しが出来ず、かつオフシーズンでもチェックインがなくそして天気の良い日にしかできない作業なのでとっても助かりました。
長く営業をしていく上でとっても大切な作業を楽しみながら頑張って取り組んでくれてありがたかったです。
客室のセットやチェックインの準備
チェックインのお客様に合わせてお部屋の準備も。
和洋室のベッドメイキング、
和室のお布団のセット、
それから海を望む窓のお掃除を。
宿のお仕事は接客のイメージが強いですが、準備の時間が多く、見えないところで頑張ることがたくさんあります。
お客様が長い時間滞在するお部屋の毎日の準備やメンテナンスが1番大切で、華やかなお仕事だけでは成り立たないということ、少しでも肌で感じてくれたら嬉しいです。
気分転換〜
3日間あるのでちょこちょこと気分転換に良い景色を眺めながらハンモックでゆっくりしてもらったり。
地元の子どもたちにとっても、「とてもきれい!」と喜ぶような景色や海。
これらは本当に今帰仁の宝だなと思います。
朝食作り体験
tinto*tintoの職場体験恒例の朝食作りを体験。
こちらも彼女たちの地元、今帰仁村のパン屋さん「ノワノワ」さんの豆乳プチパンを丁寧にカットして
サンドするお野菜やフルーツをカットしていきます。
家でお手伝いするのとは違った緊張感で自分たちのランチが完成しました〜!
お仕事の合間の、そして自分たちで作った食事は美味しいですね!
最後に
今回も接客の時間は少なかったけど、そんなお客様をお迎えするためにどのような準備をするのか、どのような気持ちで対応するのか、を学べた貴重な体験だったのではないかなと思っています。
お隣の名護市の小中学生はこれまで多く受け入れてきましたが、今回、地元も地元の今帰仁村の子達を初めて受け入れました。
特に宿は、同じ村内の人にご利用頂く機会がなかなかないので、実際に働いて知ってもらうこと、お客さんがどんなことに興味を持ったり期待して訪れているのかを感じてもらうことで、自分たちや自分たちの村の将来を考えるきっかけになってくれたらいいなと思います。
この土地で育ったことがとても幸せなことだと改めて気付くのは、外の世界に出てみた時なのだろうなぁと。ぜひどんどん広い世界へ出て、やってみたいと思うことをたくさん見つけてチャレンジしてほしいと話しました。
3日間の体験で、こんなに小さい宿でもたくさんの日々の作業があること、大変に思ったかもしれません。
自分たちがやらないと何も進まないからこそ責任があり、大変だけれど、考えながら進めていける楽しさややりがいがあるということ、伝わっていたらいいなぁと思います。
また、自分たちが住みたいと思って移り住んだ場所で、どんな仕事でもやりがいを見つけながら自分たちにできることを続けていく、そんな働き方もあると知ってもらえたらと思っています。
3日間、頑張ってくれた生徒のお二人はもちろん、送迎頂いた保護者の方々、見回りに来てくれた担当の先生方、調整をいただいた教育委員会の皆様、本当にありがとうございました!
職場体験後の丁寧なお手紙もありがとうございました。私たちも毎回楽しく、そして貴重な時間を過ごさせてもらっています。