小学生のジョブシャドウイングを受け入れました!
先日、小学生の「ジョブシャドウイング」を受け入れました!
ショブシャドウイングって?と聴き慣れない言葉かもしれませんが、
ジョブシャドウイングとは、児童、生徒、大学生が、企業の社員に半日か1日、影のように張りついて同行し、彼らがどのような仕事をしているかを観察して学ぶ取り組みです。もともとはアメリカで子供達の職業体験プログラムとして誕生したものです。
人材用語集カカオナビより
とのことで、実際に働いてもらう”インターン”とは少し趣旨が異なるようです。
ということで、今回、tinto*tintoでは初めての取り組みだったのですが、2日に渡って2人づつ名護市の屋部小学校6年生の皆さんをお迎えしました。
緊張した面持ちで名刺交換から始まるのだけど可愛かったなぁ。そしてまずは今日のお仕事の確認。この後、スタッフ朝礼にも参加してもらいましたよ!
“影のようについてまわる”、だけでは退屈だと思うし、うちの息子たちも小さい頃からやっていたことなので、少しは体験してもらった方がいいかなと、簡単な作業は実際に体を動かして体験してもらいました。
▲琉球畳間の海ルームのお布団のセット
▲和洋室の空ルームの幼児むけ絵本や備品のセット
▲お部屋デッキの掃きそうじや窓そうじ
これにはこんな意図や意味があるのです、という説明を聞きながらひとつひとつ丁寧にお仕事を進めてくれました。
我が家にも6年生がいて、家ではダラダラしたりすぐにヘコタレたり甘えたりしてきますが、きっとみんなお外では本当にしっかりしてるんだなぁーと、2日間、常に目を細めていました。
先週は名護市内の小学6年生の
ジョブシャドウイングを
初めて受け入れしました😊家とも学校とも違う仕事の場、
ということを感じて、真面目に参加してくれて、質問やこちらへの対応も
しっかりしていて、
子どもの身近な人には見せない一面を知りました❗️
6年生、大人が思うより大人ですね✨ pic.twitter.com/VIPYMvUPbz— tinto*tinto/ひとつやど&マーケット (@tintotinto_) November 17, 2021
このジョブシャドウイングにあたっては、小学生がわかりやすいようにこんな資料も用意して手渡しました。
その資料をもとに、ジョブシャドウイングを進め、最後に質疑応答をしたり感想を聞いたり。
「ホテルや宿って、フロントでお客さんと接しているイメージだったけど、こういった裏の小さなひとつひとつがとっても大事なんだって思いました、、」なんて素敵な感想を。
仕事って表から見える華やかさだけでなく、裏で準備してるたくさんの人がいてお仕事があるってこと、私たちが伝えたいことが伝わって本当によかったな〜と。
大きな企業や、大きなホテル、もしくは子供でもイメージしやすいスーパーとか病院とかではなくて、うちのような「小さな宿」をやっている人ってどんな思いではじめて、どのような思いで日々運営しているのか、を少しでも体感してもらえてたらとっても嬉しい。
有名なホテルでもないので「どうしてうちを選んでくれたの?」って聞いたら、みんなが「敢えて小さな宿を選んできた」と答えてくれて嬉しかったなぁ。
大きな組織で働くことだけがお仕事ではない、こんな生き方もあるんだって、そんなことも伝われば嬉しいなと、資料の2ページ目に記して当日の写真とともにお渡ししました。
小さな会社をおこすこと
少ない人数でできること。そして家族との生活も大切にできる規模と環境で。
自分たちが作った宿で、自分たちが興した会社で、大きな仕事でなくてもいい、少ない人数でもできること、そして自分たちのやりたいこととお客様が喜ぶことが交わる場所を探して、それを形にして叶えていくこと。これからの時代にとっても大切なことだと思います。
また仕事ばかりになって家族をかえりみれない状態ではなく、家族との生活も大切にできる小さい規模であることも大切だと思っています。
ひとつひとつのお仕事はもちろん、そのお仕事の意義だったり私たちの理念だったりを、スタッフにではなく、子どもにもわかりやすい言葉で、整理して伝えるにはどうしたらいいだろうか?と考えることがとっても意義深くて貴重な体験でした。
また、スタッフも私たちも、小学生が常に見ているということでピリッとした気持ちにもなれるし、とってもいい空気感の中でいい時間を過ごすことができました。
来てくれて体験してくれた小学生たちはもちろんのこと、コーディネートしてくれた教育委員会のスタッフさん、先生方、遠くまで送迎してくれた保護者の皆さん、本当にありがとうございました。
機会があればまた来年もやりたいなって思いました。