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沖縄の梅雨はそんなに雨が降らない!?

沖縄の梅雨はそんなに雨が降らない!?

ここのところ数年、奄美が先に梅雨入りする年も多いのですが、2020年5月11日、沖縄にも梅雨入り発表がありました。

青い空、青い海のイメージが強い沖縄ですが、もちろん沖縄にも梅雨があります。当然ですが沖縄にも梅雨の後に真夏が訪れるので、梅雨入りと梅雨明けには一喜一憂するものです。

では、沖縄の梅雨入り、梅雨明けはいつごろになるのか?沖縄の梅雨って実際のところどうなのか?沖縄に住み始めて14年、沖縄の梅雨について毎年思うことがあるので、少し書き記しておこうかなと思います。

“沖縄梅雨入り”は格好の話題

沖縄の「梅雨入り」や「梅雨明け」は、本土のそれと比べて時期が早くとても話題性があります。僕らのように住んでいる者や、沖縄好きな方々、そしてメディアにとっては取り上げ易いネタであることは間違いなくて、結果、Yahoo!ニュースでも取り上げられるほど「沖縄梅雨入り!」という言葉だけがトコトコと独り歩き。でもですね、実際は”沖縄梅雨入り”といっても、本土の梅雨のイメージとは少し違う気がするのです。そのあたりを少し紐解いてみようかなと思います。

沖縄 梅雨の風景
梅雨入り後のtinto*tintoからの風景。梅雨の空は空気が澄んできれいです。



暮らしている側の沖縄の梅雨の感覚とは?

沖縄らしさが存分に味わえる真夏に向かう際に避けて通ることのできない”梅雨”。沖縄に住んでる者としてはどんな感覚なのか。
さすがに徐々に湿度は高くなっていくので、暮らしている側としては「家のもののカビ対策をしなければ」「洗濯ものが乾きにくい」「羽アリが発生する日がある」など、生活上の心配のタネが増えたりするのですが、ある限られた期間を過ごすご旅行の方々にとってみれば、ある意味”南国の雰囲気の1つ”、”非日常を演出する要素の1つ”にすぎないんじゃないかなぁと。

那覇空港に到着した時に感じる、あの南国特有のモワっとする空気、「あ~!沖縄来たな~!!」って感じる、あの感覚だと思うのです。 まぁ「雨は降らない」というと嘘になるけど、”沖縄梅雨入り”と騒ぎ立てるほどのものでもなくて、降る日、降る時間にメリハリあってハッキリしていると言った方がいいのかなぁ、短時間にバッと降るけど、雲の流れも速くて1〜2時間くらいでまたやんでパッと晴れる。初夏の爽やかさが続く時だってある。(実際この記事を書いている日は、年中こんな陽気だったらいいのにと思うほど爽やか)。だから本土の梅雨のイメージのようにシトシトと雨がずっと降ってるわけじゃない気がするのです。

梅雨入りと梅雨明けの平年値って?

では、沖縄の梅雨入りと梅雨明けはだいたいいつ頃なのでしょうか?その年によって様々ですが、平年値で言うとゴールデンウィーク明けの「5月9日ごろに梅雨入り」し、沖縄戦が終結したと言われる慰霊の日「6月23日ごろに梅雨明けする」が一般的です。あくまでデータ上での話ではありますが参考にはなるかと思います。

沖縄梅雨入り_梅雨明けデータ
(参照:気象庁|過去の梅雨入り梅雨明け確定値

梅雨入りと梅雨明けには速報値と確定値がある

年によってはゴールデンウィークと同時に梅雨入りしてしまった年もあれば、5月の後半になっても梅雨入りしない年もありました。

また梅雨明けも6月の初旬に明けてしまった年もあったり、2019年のように戻り梅雨といって、いったん6月29日に梅雨明け発表が出ながらも、梅雨が戻ってきてしまい、後日梅雨明けは7月10日と修正された年もありました。

Yahoo!ニュースなどで取り上げられるいわゆる「沖縄地方が梅雨明けしたと見られる」というニュースは速報値。その年の実際の様子に応じて後で修正されることもあるのですが、それが確定値となります。なので、上表の日付は”確定値”です。あれ?去年の発表はもっと早くなかったけ?みたいに思うこともありますが、要するに、速報値はニュースになるけど、上表のような確定値はニュースにはなりませんので、例えば、速報(ニュース)では梅雨入りしてても、実際は梅雨入り状態ではないという年も多いということです。


2018年の梅雨(梅雨入りが修正された年)

では2018年の梅雨入り期間中の過去天気を見てみましょう。この年は梅雨入り発表(いわゆる速報値というやつでヤフトピなどに取り上げられるニュースです)が5月8日にありました。その後、5月に関しては晴れマークがつかなかった日は1日だけ。雨が降っても1日降っていたわけじゃなくてほんと「降った時間があった」という程度。前述の通り雨にメリハリがあるということになります。午前中は降ったけど午後は晴れた、そんな感じだと思うのです。

▼2018年5月 沖縄北部名護の観測記録(気象ダイアリー by Weather Map) 
沖縄 梅雨入り梅雨明けデータ

▼2018年6月 沖縄北部名護の観測記録(気象ダイアリー by Weather Map) 
沖縄 梅雨入り梅雨明けデータ

2018年の梅雨時期にどんな感じだったというとこんな感じ。このツイートが梅雨入り発表後とは思えませんよね。そうなんです、梅雨中はこんな日も多いのです沖縄は。梅雨とされる時期は人もあまりいないので、tinto*tintoから見えるの下のビーチはほぼプライベートビーチ状態になります。

要するに、梅雨入り発表があったとしても、それはあくまで速報値で、後から実際のお天気の様子を鑑み変更されることが多く、この年は実際に5月8日に梅雨入り発表があったけど、確定値として6月1日の梅雨入りに確定値として修正がなされました。

確定値の6月1日以降も、ずっと雨だったと言うわけではなく、どちらかと言うと晴れマークの日が多いのがご覧頂けると思う。平年のデータで見ると、2018年は特に降水量の少なかった年だったと思われるので、次に、その前年2017年も見ていきましょう。

2017年の梅雨(ほぼ平年通りだった梅雨)

ちなみに2017年は、5月13日に梅雨入りし、6月22日に梅雨が明けました。この年は、ニュースになる速報値と後日修正される確定値が同じという年でしたが、結論から言うと、梅雨と言われた40日間のうち、実際に”晴れマークがつかない雨の日”は16日間だけでした

▼2017年5月の沖縄北部名護の観測記録(気象ダイアリー by Weather Map

去年5月の解説によると「沖縄・奄美では、前線や湿った気流の影響を受けやすく、平年と同様に曇りや雨の日が多かった」そうです。そう、これだけ晴れマークが並んでいるのに”平年と同様に曇りや雨の日が多かった”んです。わかって頂けるかなぁ。毎年カレンダー的にはこんな感じということ。続いて、6月。

▼2017年6月の天気(気象ダイアリー by Weather Map

さすがに、6月に入ると梅雨入り後半戦、梅雨のラストスパート的に傘マークが増えてきます。と言いつつも晴れマークもまぁまぁあって、解説によると「沖縄・奄美では梅雨前線や湿った気流の影響で曇りや雨の日が多く、月間日照時間が少なかったが、梅雨明け後は太平洋高気圧に覆われて晴れる日が多かった。なお、梅雨前線の活動に伴い、中旬には九州南部から沖縄・奄美で大雨となったところがあった」とのこと。

この年は、ほぼ平年通りに梅雨入りし平年通りに梅雨明けしたという印象で、速報値と確定値の間に誤差がなく、いわゆる平年の梅雨といった年だったと思われます。6月23日の”慰霊の日”からはもう真夏でした。

ここでひとつ2017年の梅雨の一コマを。梅雨時期でも晴れると夏なので海遊びはもちろんできちゃいます。

2019年の梅雨(梅雨明けが修正された年)

で、お天気というのは統計通り、平年通りにはいかないと思わされたのが去年2020年の梅雨。梅雨入りは5月16日で発表通りに確定したのですが、何と梅雨明けが平年より1週間ほど遅れたのに加えて、まさかの戻り梅雨で、梅雨明け確定したのが7月10日。。この年は少し異例だったとは思うし、実際のデータでもこの年の降水量は他の年と比べて多かったのは間違いありません。こういう年もあるのだよ、ということです。

ただ、言えるのが、相変わらず、梅雨入り発表後の5月の”晴れマークずらり”は変わらずです。

▼2019年5月の天気(気象ダイアリー by Weather Map
沖縄 梅雨入り梅雨明けデータ

▼2019年6月の天気(気象ダイアリー by Weather Map
沖縄 梅雨入り梅雨明けデータ

▼2019年7月の天気(気象ダイアリー by Weather Map
沖縄 梅雨入り梅雨明けデータ

2019年の一コマ。この年も梅雨中の青の素晴らしさをツイートしていますね。


いわゆる”梅雨の沖縄”は実は狙い目の時期

あくまで、これらは例にすぎず、他の年はもっとよい例もあったろうし悪い例もあったのだろう。でも、14年沖縄に住んで毎年そう感じているんだから、”沖縄の梅雨はずっと雨が降っているわけではない“し、“沖縄の梅雨期間中の青は素晴らしい”ってことは確かかも。

沖縄のお天気というのは「朝になってみなくちゃその日の天気がわからない」「週間予報は当たらないことが多い」など気象予報士さん泣かせなところがあるのも確か。だから過去の観測データといってもお天気マーク1つで表現しづらいのも実際のところ。晴れマークの日であってもちょこちょこ雨降っていた日もあれば、その逆もある。要は、ずっと雨は降っていない、ということなんだと思う。インスタでは「#沖縄の梅雨はそんなに雨が降らない」なんていうハッシュタグで投稿しています。

毎年のことなんですが、梅雨入り後でも晴れたらこんな感じになります。

冬に来沖して「沖縄に来たのに寒いなぁ」と感じるより、亜熱帯沖縄の雰囲気を感じられるし、雨が降っている日や時間が少なくて、たとえ降ったとしても上がれば逆に澄んだ海や空を楽しめる。考えようによってはいい時期なのかもしれないですね!

ということで例年で言えばGW明けから慰霊の日(6/23)あたりまでの沖縄で梅雨と言われる時期は意外にいいことが多かったりするのではないかなぁと。まとめると、

 太陽が出ると空や海は年間を通しても特に澄んでとても美しい
 オフ期なので旅行客も少なくのんびり旅行ができる
 航空運賃や宿泊代もシーズンと比べると比較的安い などなど、

考えようによっては、至れり尽せりのベストシーズンで、リピーターさんや、沖縄ツウはココを狙って、来沖される方も多いのです。
ただ、間違って欲しくないのは、確かに、こんな日もあります↓。

ほんとお天気のことばかりは、必ずこうだ!と言えるものでもないので、鵜呑みにはできるものではない。でも、私たち実生活者の感覚としてはさほどずれてはいない気がします。とはいえ、なんだかんだ、梅雨のことをこんなに語ってる時点で、沖縄の梅雨に踊らされてる感は否めませんが(笑)、要するに「早く夏よ来い!」ってことです(笑)


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合同会社ひとつやどおきなわ代表。結婚と同時に沖縄に移住して14年。ウッパマビーチと古宇利島を望む高台で「沖縄のひとつ宿tinto*tinto」を運営する会社を経営中。横浜出身。東京で通信キャリア6年、那覇で旅行情報メディア3年を経てtinto*tintoを開業。2児(10歳♂6歳♂)の父。
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