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12周年ありがとうございます!&次のひとまわりのご報告。

おかげさまでtinto*tintoは、11月3日をもって12周年を迎えました。

ここ2年半ほどは、観光業にとって苦難の日々でしたが、12年もやっていればそのような時はあるものと自分たちを納得させながら、多くのお客様に支えて頂き、なんとかかんとか光が見えそうなところまでたどり着くことができました。


▲ようやく光が見えてきました

本当にありがとうございます!!感謝の思いしかありません。

風邪を引き熱を出しながら

12年前のあの日も海風が少し肌に染み「Tシャツではそろそろ涼しいかな」って感じる、沖縄の秋らしい1日でした。

そんな気温の変化と開業準備のドタバタで無理をさせたのか、1歳だった長男が熱を出したことを今でも思い出します。

「こんな時に熱を、、」なんてあの頃は思ったけど、そんな時に熱を出すのが子ども。

でも、熱を出すたびに体も心も強くなり、そんな長男も今や中学1年生、次男は小学校3年生。みんなちょっとやそっとじゃ体も心も壊さないよう育ってくれました。

吹けば飛んでしまうような小さな宿も同じ。

12年の間に大小含めて、ほんと色んなことがあって、よく風邪をひき、時にはこじらせました。

でもその都度、対処し変化していくことで、風邪をひいても何とかする、くらいには成長できたかなぁって思っています。

ここ数年はまさに大病を患った感覚だったけど、またさらに強くなれたのかなと信じたいものです。

1周まわって生まれ変わる

「12年」といえば”ひとまわり”。

「1周回って新しい」とか「1周まわって生まれ変わる」とか。

宿のスタイルも施設も風景も、12年間ほぼ変わってないけど、小さな変化はたくさんしてきたつもりです。

だから、1周まわっても「どこか新しい…」と思って頂けているととっても嬉しい。

そんな中で、次の1周は、そろそろ1周まわって”生まれ変わる”と言ったら大袈裟だけど、私たちにとっては大きな変化をしてみようと思っています。

泊まれなかった、泊まってないお客様との接点

今まで12年間、小さな宿として限られたお客様をお迎えしてきましたが、次の1周は、ご宿泊以外のお客様とも接点を持てるよう新しい取り組みをしていきます。

去年は、コロナのおかげといえばおかげで、宿現地でお取り扱いしていた”やちむん”等の雑貨を「tinto*tintoマーケット」としてEC展開し、宿泊外のお客様にも通販を通じて接点を持てるようになりました。

そして次は、その雑貨たちをキーに、現地においてもご宿泊以外のお客様と接点を持てたらなぁと思っています。

レセプションを一般のお客様も来れる雑貨屋さん風にしつつ、そして、せっかく来て頂くのなら、この古宇利島を望むロケーションも楽しんでいってもらいたいと、簡単なパーラーもできればと思っています。

12年間なぜかずっと使ってなかったけど、風景は最高な2Fのテラスを改装し、古宇利島を眺めながらのんびりできる空間を作っていきます。

人気作家さんの作品を多くの県内外のお客様にもご覧頂きたいなという思いと、この素晴らしいロケーションを宿泊外のお客様とも共有したいなという思いです。

もちろん、今まで通り、宿泊のお客様のプライベート感は維持できるよう運営して参ります。

宿泊のお客様にとっても、今まで接点の無かった外来のお客様にとっても、素敵なサービスをご提供できるよう、”2周目”は生まれ変わっていきたいなと、そう思っているのです。

急な変化ではなく気づいたら…

12年経ったから生まれ変わる、のではなく、12年も経てば、周りの環境の変化、家族の成長、そんな中でも変わらない思いがあって、気付いたらナチュラルに生まれ変わってた、が正しいのかも。

ここ2年半は、ウィルスの猛威でやむを得ず変化を強いられたというのもあるし、おかげで元々あった思いを形にすることに時間を割くことができた、というのもある。

そもそも、手のかかっていた子どもたちが少しづつ手離れしていったのは大きい。

子どもが生まれる前、もっと言うと沖縄に移住する前から、ぼんやりと思い描いていたけど、今まで脇に置いておかざるを得なかったたくさんの”やりたい”を実現できるタイミングにもなった。

12年も経てばいろんなことが起こるし色んなことが変わる。ただ、ずっとやりたかった思いは変わらなかったのです。

家族の成長に合わせた宿運営を12年やってきて、ようやく、自身のやりたいことをやれるタイミングになったのだなぁと。

次のひとまわりは、ここからまた、様々なお客様に価値をお届けできればと思っています。

最後に

毎年のこととだけど、私たちらしく今年も家族と「tinto*tinto12歳おめでと〜」といって乾杯。

これまでを振り返り、これからに思いを馳せ、今まで、応援してくれたお客様や関係者の皆様に感謝する。

あくまで通過点、今日も明日も一歩一歩。

12年間、お越し頂いた本当に多くのお客様、関わって頂いた多くの関係者の皆様、スタッフのみんな、そして家族と両親、本当にありがとうございます!次の”ひとまわり”もぜひ見ていてください。

そして、いつも、古宇利島を見下ろす高台で、私たちは皆様のお越しをお待ちしております。

合同会社ひとつやどおきなわ
 -沖縄のひとつ宿tinto*tinto
 -tinto*tintoマーケット
代表 江本 ゆうすけ・あやこ

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沖縄北部今帰仁村、ウッパマビーチと古宇利島を望む高台で「tinto*tinto おきなわのひとつやど&マーケットパーラー」を運営する「合同会社ひとつやどおきなわ」代表。横浜出身。東京で通信キャリア6年勤務し、結婚と同時に沖縄へ移住。那覇で旅行情報メディア勤務3年を経てtinto*tintoを開業。2児(14歳♂10歳♂)の父。