沖縄の梅雨はそんなに雨が降らない


(この記事は2018年5月25日に再編集されています)

今年2018年の沖縄は、GWが明けた5月8日に梅雨入り発表がなされました。この梅雨入りはほぼ平年通りと言っていいでしょう。ただ、年によってはGWに入るとともに梅雨入り発表が出てしまった、なんて年もあります。沖縄に住み始めて12年目。沖縄の梅雨について毎年思うことがあるので、少し書き記しておこうかなと思います。

“沖縄梅雨入り”は格好の話題

沖縄の「梅雨入り」や「梅雨明け」は、本土のそれと比べて時期が早くとても話題性があるように思います。SNS時代において、僕らのように住んでいる者や、沖縄好きな方々、そしてメディアにとっては取り上げ易いネタであることは間違いない。結果、Yahoo!ニュースでも取り上げられるほど「沖縄梅雨入り!」という言葉だけがトコトコと独り歩き。でもね、実際は”沖縄梅雨入り”といっても、本土の梅雨のイメージと違って、シトシトと雨がずっと降ってるわけじゃない気がするのです。


梅雨入り後のtinto*tintoからの風景。梅雨の空は空気が澄んできれいです。



住んでる者の沖縄の梅雨の感覚とは?

沖縄らしさが存分に味わえる真夏に向かう際に避けて通ることのできない”梅雨”。沖縄に住んでる者としてはどんな感覚なのか。
さすがに徐々に湿度は高くなっていくので、住んでいる側としては「家のもののカビ対策をしなければ」「洗濯ものが乾きにくい」「羽アリが発生する日がある」など、生活上の心配のタネが増えたりするのですが、ある限られた期間を過ごすご旅行の方々にとってみれば、ある意味”南国の雰囲気の1つ”、”非日常を演出する要素の1つ”にすぎないんじゃないかなぁと。

那覇空港に到着した時に感じる、あの南国特有のモワっとする空気、「あ~!沖縄来たな~!!」って感じる、あの感覚だと思うのです。 まぁ「雨は降らない」というと嘘になるけど、”沖縄梅雨入り”と騒ぎ立てるほどのものでもなくて、降る日、降る時間がメリハリあってハッキリしていると言った方がいいのかなぁ、短時間にバッと降るけど、雲の流れも速くて1〜2時間くらいでまたやんでパッと晴れる。初夏の爽やかさが続く時だってある。(実際この記事を書いている日は、ずーっとこんな陽気だったらいいのにと思うほど爽やか)

今年(2018年)の梅雨入り後のお天気は実際どうだったの?

梅雨入り発表がなされ、17日が経過。今年(2018年)は特にかもしれないけど、しっかりと雨が降った時間のある日は、梅雨入り発表のあった日を含めて感覚値で3日だけ。それも1日降っていたわけじゃなくてほんと「降った時間があった」という程度。前述の通りメリハリがあるのだ。午前中は降ったけど午後は晴れた、そんな感じだ。

というわけで、ここまでの2018年5月のお天気はこんな感じ。

▼2018年5月 沖縄北部名護の観測記録(Yahoo!天気 

実感覚では5月8日の梅雨入りの日を含めて、雨が3日くらい降った感覚だったけど、観測記録的には(15時の観測速報らしいです)なんと梅雨入り発表のあった5月8日だけが雨マークでほぼ晴れ。あくまで「今のところ」なので、これからの梅雨入り後半戦はどうなるかわかりませんが。

去年の梅雨はどうだったの?

今のところ、今年が異常にカラ梅雨なのではないか?という可能性もあるので、去年の梅雨時期(5月・6月)の沖縄北部のお天気も貼っておきます。ちなみに去年(2017年)は、5月13日に梅雨入りし、6月22日に梅雨が明けました。結論から言うと、梅雨と言われた40日間のうち、実際傘マークがついたのは7日間だけでした

▼2017年5月の天気(Yahoo!天気

去年5月の解説によると「沖縄・奄美では、前線や湿った気流の影響を受けやすく、平年と同様に曇りや雨の日が多かった」そうです。そう、これだけ晴れマークが並んでいるのに”平年と同様に曇りや雨の日が多かった”んです。わかって頂けるかなぁ。毎年カレンダー的にはこんな感じということ。続いて、6月。

▼2017年6月の天気(Yahoo!天気

さすがに、6月に入ると梅雨入り後半戦、梅雨のラストスパート的に傘マークが増えてきます。と言いつつも傘マークがついたのは5日間だけ。
解説によると「沖縄・奄美では梅雨前線や湿った気流の影響で曇りや雨の日が多く、月間日照時間が少なかったが、梅雨明け後は太平洋高気圧に覆われて晴れる日が多かった。なお、梅雨前線の活動に伴い、中旬には九州南部から沖縄・奄美で大雨となったところがあった」とのこと。

去年は、ほぼ平年通りに梅雨入りし平年通りに梅雨明けしたという印象で、6月23日の”慰霊の日”からはもう真夏でした。

あくまで、これは去年の例。他の年はもっとよい例だったかもしれないし、今年は今のところほとんど雨もないけど、後半戦はどうなるかはわからない。けど、12年沖縄に住んで毎年そう感じているんだから、”沖縄の梅雨はそんなに雨が降らない“ってことは確かかも。

沖縄のお天気というのは「朝になってみなくちゃその日の天気がわからない」「週間予報は当たらないことが多い」など気象予報士さん泣かせなところがあるのも確か。だから過去の観測データといってもお天気マーク1つで表現しづらいのも実際のところ。晴れマークの日であってもちょこちょこ雨降っていた日もあれば、その逆もある。要は、ずっと雨は降っていない、ということなんだと思う。

いわゆる”梅雨の沖縄”は実は狙い目の時期

毎年のことなんですが、梅雨入り後のツイートはこんな感じになります。インスタでは「#沖縄の梅雨はそんなに雨が降らない」のハッシュタグで投稿しています。

まさか、このツイートの日が梅雨の真っ只中とは思えませんよね。そうなんです、梅雨中はこんな日も多いのです沖縄は。梅雨とされる時期は人もあまりいないので、tinto*tintoから見えるの下のビーチはほぼプライベートビーチ状態になります。

冬に来沖して「沖縄に来たのに寒いなぁ」と感じるより、亜熱帯沖縄の雰囲気を感じられるし、雨が降っている日や時間が少なくて、たとえ降ったとしても上がれば逆に澄んだ海や空を楽しめる。考えようによってはいい時期なのかもしれない。

ということで例年で言えばGW明けから慰霊の日(6/23)あたりまでの沖縄で梅雨と言われる時期は意外にいいことが多かったりするのではないかなぁと。まとめると、

 太陽が出ると空や海は年間を通しても特に澄んでとても美しい
 オフ期なので旅行客も少なくのんびり旅行ができる
 航空運賃や宿泊代もシーズンと比べると比較的安い などなど、

考えようによっては、至れり尽せりのベストシーズンで、リピーターさんや、沖縄ツウはココを狙って、来沖される方も多いのです。
ただ、間違って欲しくないのは、確かに、こんな日もあります↓。

ほんとお天気のことばかりは、必ずこうだ!と言えるものでもないので、鵜呑みにはできるものではない。でも、私たち実生活者の感覚としてはさほどずれてはいない気がします。とはいえ、なんだかんだ、梅雨のことをこんなに語ってる時点で、沖縄の梅雨に踊らされてる感は否めませんが(笑)、要するに「早く夏よ来い!」ってことです(笑)

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沖縄で小宿を経営している2児(8歳♂4歳♂)の父。結婚と同時に沖縄に移住して12年。ウッパマビーチと古宇利島を望む高台で「沖縄のひとつ宿tinto*tinto」をやっています。横浜出身。東京で通信キャリア6年、那覇で旅行情報メディア3年。

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