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Ristorante RE(アールイー)

沖縄北部”やんばる”。美ら海水族館のある本部町の海が見える高台に、本格イタリアンレストランがあるのをご存知でしょうか?それだけでもグッとくるのにしかも1日1組限定。今回は、そんな贅沢な隠れ家レストランの素敵なお食事と空間と時間をご紹介して参ります。

『Ristrante RE(リストランテ・アールイー)』とは

沖縄北部は本部半島。半島の外周を海沿いに走る国道505号線。世界遺産の今帰仁城跡と美ら海水族館に程近く、今帰仁村と本部町のちょうど境にある、ランチ・ディナーともに1日1組限定のフルコースイタリアンレストラン、それが『Ristorante RE(アールイー)』だ。

沖縄北部 イタリアンレストランRE(アールイー)

ちょっと『RE』のサイトから引用、抜粋。

『RE』とは”Refresh” “Relax” “Resort”の『RE』。さらには”Ristorente”と”Esthtique”の”R”と”E”を融合させて名付けた色んな意味を持つ名前。メニューは無くシェフが1組だけに考えたコース料理で”リフレッシュ”。ランチ・ディナーとも1組だけのプライベート空間で”リラックス”。そして沖縄北部やんばるの緑や広い海を眺めて”リゾート”気分。日常を忘れ寛ぎと贅沢の癒しの時間を。1組1組の最上のREでありつづけたい。 引用・抜粋:REオフィシャルサイトより

そうなんです、『RE』とは、”Ristorante”と”Esthetiqu”を合わせて『RE』なんです。東京やイタリアで修行を積み、東京の有名レストランや沖縄の高級リゾートホテルでシェフをしていらしたオーナーシェフのご主人がレストランを、そしてエステティシャンの奥様がエステを担当されているんです。なんて素敵。。今回は、そのレストラン部分をご紹介していきます。

中には「沖縄に来てイタリアンは…」とお感じの方もいらっしゃると思いますが、いやいや何と『RE』のお客様の大半がご旅行のお客様なのだというから驚き。そのワケも少し紐解いていけたらと思います。

いざRE(アールイー)へ

『RE』のコース料理はおまかせのみ。ご予約の際に、好みやアレルギーやその他ご希望を聞いてくれる。お子様連れの場合はお子様の好き嫌いや食べられるものなどもお伝えしておくといいかも。また、沖縄旅行中に訪れるなら、どこに宿泊しているか?何日目のお食事なのか?沖縄にはよく訪れるのか?など、一見お料理に関係のなさそうなことも伝えておくと当日のお料理に生かされるのかも。ご旅行の場合は、沖縄の食材をふんだんに使ったコース料理になるそうだけど、きっとお聞きしたことからシェフが想像をフル回転させてそのお客様にあったコースメニューを考えてくれるだろう。

だから、『RE』でのお食事は、予約の時点からワクワクが始まるのだ。

予約当日、いざ『RE』へ。国道から少しだけ脇道に折れ、高台を上がった海を望む立地。それほど奥まった場所にあるわけではないけど、道にはお店の案内看板などはない。高まる期待を幾分落ち着かせてくれるかのように、もしくはもっとワクワクを高めてくれるかのように、ようやく辿り着ける、これぞ隠れ家レストラン。

そんなシチュエーションも一緒に楽しみながら(もちろん時間通りに辿り着けない場合は早めにお電話を。丁寧に案内をして頂けます。)ここで場所は合っているのだろうかと不安になりながらも、駐車場に車を停めると、オーナーシェフ自らのお出迎え。駐車場から一緒に琉球石灰岩の階段を上っていくと、白壁のシンプルで洗練された建物が。

沖縄北部 イタリアンレストランRE(アールイー)

「手すりを低く作ってみた」というまっすぐ伸びる圧迫感のない階段をのぼった先が 『RE』への扉だ。「結婚式の時こんな階段で写真を撮ったな~」と思い出していると「そんなこともイメージしている」ということ。プライベートウェディングレセプションとか最高なんだろうなぁ。

期待に胸を弾ませ開けた扉の向こう、そこが1組だけをお迎えするダイニング。

沖縄北部 イタリアンレストランRE(アールイー)

大きくとられた窓からは、淡い水色と深い青のグラデーションが素晴らしい東シナ海や、晴れた日には遠く伊是名島も見渡せる。窓から見えるその風景だって、これもまた1組限定の格別な風景なのだ。たちまちこの空間の虜になる。

太陽の傾き方や光の差し込み方、雲の流れ方によって、目の前の海は刻一刻とその姿を変えていく。お料理の合間、会話の合間に眺めているだけで飽きない、絶好のアクセントにもお口直しにもなるだろう。

沖縄北部 イタリアンレストランRE(アールイー)

そんな、シンプルでありながら随所にこだわりが見え隠れする素敵な空間は、1組だけというにはもったいない。でもそこには「お客様1組に対してシェフ1人だけで、その空間と時間とサービスとお料理をご提供したい」というこだわりがあってこそ。

沖縄北部 イタリアンレストランRE(アールイー)

この贅沢な空間に美しくセットされたテーブル。そこに座るといよいよお食事のスタートだ。

RE(アールイー)のお食事

ドリンクなどの注文をした後、お待ちかねのおまかせコース料理がスタート。
シェフ自ら選び抜いた食材、磨き上げた技で、そのお料理がお客様1組だけに振る舞われる。もはや野暮な解説は不要。どうぞごゆっくりとコース料理をお楽しみあれ。

(以下のお料理は、あくまでその時の一例だ。前述の通り、それぞれのお客様に合わせ、その時の季節の旬な食材を使ったお料理をお出し頂けますのであしからず。)

沖縄北部 イタリアンレストランRE(アールイー)
▲自家製の焼きたてパン

沖縄北部 イタリアンレストランRE(アールイー)
▲北海道産鴨胸肉カルパッチョのサラダ クルミ風味

沖縄北部 イタリアンレストランRE(アールイー)
▲沖縄県産小カブのスキレット焼き 生ハムとオリーブのソース

沖縄北部 イタリアンレストランRE(アールイー)
▲今帰仁村産フルーツトマトのジュース(この色と味にビックリ、うまい!)

沖縄北部 イタリアンレストランRE(アールイー)
▲海老とごぼうのスパゲッティーニ

沖縄北部 イタリアンレストランRE(アールイー)
▲和牛すじ肉の赤ワイン煮のフジッリ

沖縄北部 イタリアンレストランRE(アールイー)
▲軟らかく蒸したあぐーバラ肉のソテー 赤ジャガイモのグラタン添えからし菜のソース

沖縄北部 イタリアンレストランRE(アールイー)
▲食後のデザート。みかんとキャラメルソースのプリンは絶品。
(お誕生日のお祝いにご用意頂いたケーキも♪)
沖縄北部 イタリアンレストランRE(アールイー)

▲美味しいお料理のお供はやっぱりワイン。
お好みやお料理に合わせてシェフが素敵なチョイスをして頂ける

以上、いかがでしたでしょうか?私たちはいわゆる”沖縄在住の本土出身者家族”なので、沖縄らしさを散りばめながら、でも普段沖縄では食べられないもの、最近手に入った珍しいもの、小さい子でも食べられるもの、など心遣いを頂きながらメニューチョイスして頂けたのだと思う。沖縄ご旅行中のお客様でご希望あれば”沖縄らしさ”にもこだわってお料理して頂けるのでは。

REの醍醐味

我が家には落ち着きのないやんちゃな息子たちがいる。こんな素敵なお料理が頂けるレストランになんてまず行けないのだけど、他のお客さんに気兼ねすることも無いし、シェフも少しお料理が落ち着いた時には、相手をして頂けたりもするので、大人はゆっくりと素敵なお料理とワインを楽しむこともできたり。

沖縄北部 イタリアンレストランRE(アールイー)

カウンター越しにシェフと会話する子どもたち。シェフとの距離感の近いこと。厨房はダイニングから1段低く作られていて、「お客様が座った状態でもできるだけ目線が合うように」と工夫されている。そんなところにも細かな配慮があったり。

もちろん“子連れのお客様のためだけに”というコンセプトのレストランではない。ただただ様々な層のお客様に、お料理もサービスも、そしてシェフの対応も柔軟に変化・対応させながら、そのお客様にあったおもてなしをしてくれるよう気遣いしてくれているのだ。まさにそこが1組だけのレストランだからこそなせる技。

それに、お料理は、仕込みから調理まで、1組のお客さんのことを頭に思い浮かべながら、そのお客さんのためだけに作って頂いているので、おいしい!プラスで、お料理からのその思いの伝わり方が違うのだ。

こんなお客様にぴったり

もし、ご旅行中に特別な日を迎えられる、もしくは記念日旅行だ、というお客様にはぴったりだし、我が家のように子連れではなかなかフルコースレストランには行けないなぁというお客様、他のお客様に気兼ねすることなく1組だけでのんびりお食事やワインを楽しみたいお客様、沖縄には何度も来ているから同じ沖縄食材でも少し変わったもの珍しいものを食べたいなぁというお客様、ちょっと洗練されたものを食べたいなぁというお客様、には断然オススメ。

個人的にも、一緒のくくりで語るのはおこがましいんだけど、実は、『RE』と『tinto*tinto』のオープン日は全く同じ年同じ日の2010年11月3日。1組だけをおもてなしする営業形態も、沖縄に住み始めた時期も、小さい子供を抱えながら開業、営業しているところも、自宅兼店舗を設計、建築したことも、お互いの子どもたちの年齢も、いろいろ共通なことが多い。合同で周年祝いなんかもここ数年ご一緒させて頂いている。

きっと、宿泊先としてtinto*tintoをお選び頂こうとしてらっしゃるお客様には、『RE』の良さも同じく感じて頂けるのではないかなぁと、勝手にそう思っているのだ。

一度行かれたら最後、その時には『RE』の”R”と”E”の意味は、”Repeat”の”RE”になっていることだろう。ぜひその空間と時間を一度味わいに行かれてみては。

REのアクセス情報

店名 リストランテ RE(アールイー)
アクセス 今帰仁〜本部エリア(tinto*tintoから車で12〜15分)
住所 沖縄県国頭郡本部町具志堅717
電話番号 0980-48-2558
営業時間 11:00~21:00
定休日 不定休 ※完全予約制
URL http://www.fiori-rossi.com